ExcelのFLOOR関数の使い方について解説
ExcelのFLOOR関数は、指定された基準値の倍数に最も近い値に数値を丸める関数です。この記事では、FLOOR関数の使い方について解説し、具体的なサンプルを交えて説明します。
FLOOR関数の構文
FLOOR関数の構文は以下の通りです。
FLOOR(数値, 基準値)
引数の説明
- 数値: 丸めたい数値を指定します。
- 基準値: 数値を丸める際の基準となる倍数を指定します。
FLOOR関数を使用すると、数値を基準値の倍数に近い値に丸めることができます。数値が基準値の倍数でない場合、次の基準値の倍数よりも小さい方に丸められます。
FLOOR関数の使い方:サンプル
例として、税抜き価格が1280円の商品に消費税10%を加えた税込み価格を求め、10円単位で切り捨てる場合を考えます。
まず、税抜き価格に消費税を加える計算式は以下の通りです。
=1280 * 1.1
この計算式をExcelに入力すると、税込み価格が1408円と求まります。
次に、FLOOR関数を使用して税込み価格を10円単位で切り捨てる計算式は以下の通りです。
=FLOOR(1408, 10)
この計算式をExcelに入力すると、税込み価格が1400円となります。
まとめ
この記事では、ExcelのFLOOR関数の使い方について解説しました。FLOOR関数は、指定された基準値の倍数に数値を丸めるために使用されます。引数には数値と基準値を指定し、指定した条件に基づいて数値を丸めることができます。FLOOR関数を理解し、実際のデータ処理に活用してみてください。