ExcelのCONCATENATE関数の使い方について解説
Excelには、複数の文字列を結合するための関数として「CONCATENATE関数」が用意されています。この記事では、CONCATENATE関数の使い方を解説し、サンプルを通して具体的な使用方法を学びます。また、より使い勝手の良い「CONCAT関数」についても触れます。
CONCATENATE関数の構文
CONCATENATE関数の構文は以下の通りです。
=CONCATENATE(文字列1, [文字列2], ...)
CONCATENATE関数は、指定された複数の文字列を順番に結合して、1つの文字列として返します。
引数の説明
CONCATENATE関数の引数について説明します。
- 文字列1:結合したい最初の文字列です。
- [文字列2]:(オプション)結合したい2番目以降の文字列です。任意の数の文字列を指定することができます。
CONCATENATE関数の使用例
以下に、CONCATENATE関数の簡単な使用例を示します。表に名前、性別、年齢が記載されていると仮定します。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 名前 | 性別 | 年齢 |
2 | 山田 | 男 | 34 |
3 | 佐々岡 | 女 | 25 |
4 | 岸川 | 男 | 28 |
この表をもとに、「名前」と「性別」を結合して、「山田さん(男)」のような形式で表示させたい場合、CONCATENATE関数を以下のように使用します。
=CONCATENATE(A2, "さん(", B2, ")")
この計算式を使用すると、セルA2(山田)とセルB2(男)が結合され、「山田さん(男)」という文字列が返されます。
CONCAT関数について
CONCATENATE関数と同等以上の機能を持つ関数として、「CONCAT関数」があります。CONCAT関数は、CONCATENATE関数と同じく複数の文字列を結合するための関数ですが、使い勝手がより良いため、多くの場合こちらを使用することが推奨されます。
CONCAT関数の構文
CONCAT関数の構文は以下の通りです。
=CONCAT(文字列1, [文字列2], ...)
CONCAT関数は、指定された複数の文字列を順番に結合して、1つの文字列として返します。CONCATENATE関数と同様に、任意の数の文字列を指定することができます。
CONCAT関数の使用例
先ほどのCONCATENATE関数の使用例と同じ表をもとに、「名前」と「性別」を結合して、「山田さん(男)」のような形式で表示させたい場合、CONCAT関数を以下のように使用します。
=CONCAT(A2, "さん(", B2, ")")
この計算式を使用すると、セルA2(山田)とセルB2(男)が結合され、「山田さん(男)」という文字列が返されます。このように、CONCAT関数を使用することで、CONCATENATE関数と同じ結果が得られますが、構文が短くなり、入力が容易になります。
まとめ
この記事では、ExcelのCONCATENATE関数について解説しました。また、より使い勝手が良いCONCAT関数についても触れました。これらの関数を使用することで、複数の文字列を簡単に結合することができます。様々なシーンで活用して、効率的なデータ処理を行いましょう。