ExcelのCEILING関数の使い方について
この記事では、ExcelのCEILING関数の使い方について解説します。CEILING関数は、数値を指定した基準値の倍数に切り上げる際に使用します。日常業務での価格計算や、在庫管理など、さまざまな場面で役立ちます。
CEILING関数の構文
CEILING関数の構文は以下の通りです。
CEILING(数値, 基準値)
それぞれの引数について説明します。
- 数値:切り上げる対象となる数値です。
- 基準値:数値を切り上げる際の基準となる値です。数値は、この基準値の倍数に切り上げられます。
CEILING関数の基本的な使い方
CEILING関数の基本的な使い方について、具体的なサンプルを用いて説明します。
例えば、商品の価格が1530円で、100円単位で切り上げたい場合は、以下のように計算式を入力します。
=CEILING(1530, 100)
この計算式によって、1530円を100円単位で切り上げた結果、1600円が返されます。
CEILING関数を使った応用例
ここでは、CEILING関数を使った応用例を紹介します。
ある会社が、従業員の給与を5000円単位で切り上げることにしました。以下の表に従業員の給与が記載されています。
\ | A | B | C |
---|---|---|---|
1 | 名前 | 性別 | 給与 |
2 | 山田 | 男 | 24500 |
3 | 佐々岡 | 女 | 26700 |
4 | 岸川 | 男 | 28100 |
この場合、それぞれの給与を5000円単位で切り上げるために、以下のような計算式を使用します。
=CEILING(C2, 5000) =CEILING(C3, 5000) =CEILING(C4, 5000)
それぞれの計算式によって、給与が5000円単位で切り上げられた結果が得られます。
- 山田:24500円 → 25000円
- 佐々岡:26700円 → 30000円
- 岸川:28100円 → 30000円
このように、CEILING関数を利用することで、簡単に指定した単位で数値を切り上げることができます。
まとめ
今回は、ExcelのCEILING関数について解説しました。CEILING関数は、指定した基準値の倍数に数値を切り上げる際に使用する関数です。構文は、CEILING(数値, 基準値)
で、数値を基準値の倍数に切り上げます。
この関数を利用することで、価格計算や在庫管理など、さまざまな場面で数値を指定した単位で切り上げることが可能です。ぜひ、日常業務で活用してみてください。