TRUNC、ROUNDDOWN、INTで負の数を切り捨てたときの違い(切り捨ての関数)

Excelで負の数を切り捨てる3つの方法: TRUNC、ROUNDDOWN、INTの違い

Excelには数値を切り捨てるためのいくつかの関数がありますが、負の数に対してどのような挙動を示すのか知っていますか?この記事では、TRUNC関数ROUNDDOWN関数INT関数の3つの関数を使用して負の数を切り捨てる方法と、それぞれの関数の挙動の違いについて詳しく解説します。

1. TRUNC関数の挙動

TRUNC関数は、数値の小数点部分を切り捨てる関数です。この関数は正の数も負の数も同じ動作をします。つまり、数値の絶対値が大きくなる方向には動きません。

=TRUNC(-2.8)

上記の計算式の結果: -2

2. ROUNDDOWN関数の挙動

ROUNDDOWN関数は、指定した桁数に向かって数値を切り捨てる関数です。第二引数に0を指定すると、小数点以下を切り捨てることができます。

=ROUNDDOWN(-2.8, 0)

上記の計算式の結果: -2

3. INT関数の挙動

INT関数は、数値をゼロの方向に最も近い整数に丸める関数です。負の数の場合、絶対値が大きい方向(下方向、-∞側)に丸められます。

=INT(-2.8)

上記の計算式の結果: -3

まとめ

TRUNC関数ROUNDDOWN関数INT関数の3つの関数は、いずれも数値を切り捨てるための関数ですが、それぞれ異なる挙動を示します。特に負の数を扱う場合、正確な結果を得るためには使用する関数を注意深く選ぶ必要があります。

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