Excelの平均値関数一覧
Excelには平均値を求めるためのさまざまな関数があります。以下に主要なものをリストアップします。
AVERAGE
AVERAGE関数は、選択した範囲のセルの平均値を算出します。空白のセルや文字列は無視します。
例: AVERAGE(1, 2, 3, 4, 5) は 3 を返します。
AVERAGEA
AVERAGEA関数は、選択した範囲のセルの平均値を算出します。空白のセルは無視しますが、文字列や論理値(TRUE=1、FALSE=0)も数値として計算に含みます。
例: AVERAGEA(1, 2, “3”, TRUE, FALSE) は 1.4 を返します。
AVERAGEIF
AVERAGEIF関数は、特定の条件を満たすセルの平均値を算出します。
例: AVERAGEIF(A1:A5, “>3”) は、セル A1:A5 に含まれる数値のうち 3 より大きい数値の平均を返します。
AVERAGEIFS
AVERAGEIFS関数は、複数の条件を満たすセルの平均値を算出します。
例: AVERAGEIFS(A1:A5, “>3”, B1:B5, “<10”) は、セル A1:A5 に含まれる数値のうち 3 より大きく、対応する B1:B5 のセルが 10 より小さい数値の平均を返します。
MEDIAN
MEDIAN関数は、選択した範囲のセルの中央値(データを昇順に並べた時の真ん中の値)を算出します。
例: MEDIAN(1, 2, 3, 4, 5) は 3 を返します。
MODE
MODE関数は、選択した範囲のセルで最も頻繁に出現する値(最頻値)を算出します。
例: MODE(1, 2, 2, 3, 4) は 2 を返します。
GEOMEAN
GEOMEAN関数は、選択した範囲のセルの相乗平均・幾何平均(全ての値の積のn乗根)を算出します。
例: GEOMEAN(1, 2, 3) は約 1.817 を返します。
HARMEAN
HARMEAN関数は、選択した範囲のセルの調和平均(n個の数値の逆数の平均の逆数)を算出します。
例: HARMEAN(1, 2, 3) は約 1.636 を返します。
TRIMMEAN
TRIMMEAN関数は、選択した範囲のセルのトリム平均・切り捨て平均(データの両端から一定の割合を切り捨てた残りのデータの平均)を算出します。トリム平均の実行時に採用します。
例: TRIMMEAN(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15), 0.2) は 8 を返します。
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