Excelでセルの値が特定の文字列で終わるかを判定する
Microsoft Excelでは、セルの値が特定の文字列で終わるかを判定するための関数を提供しています。具体的には、RIGHT関数を用いて判定する論理式を作成します。
作成した論理式はIF関数・IFS関数や条件付き書式や入力規則に使用することができます。
このページでは後方一致診断をする論理式の作成方法をご紹介します。
RIGHT関数とは
RIGHT関数は、指定した文字列の右側から指定した文字数を抽出します。この関数は指定した文字列の最後の文字(右側)から指定した数の文字を返します。
=RIGHT(文字列, 文字数)
セルの値が特定の文字列で終わることを判定する論理式
RIGHT関数を用いて、セルの値が特定の文字列で終わることを判定する後方一致診断をする論理式を以下に示します。
=RIGHT(A2,5)="特定の文字列"
この論理式は、セルA2の値が”特定の文字列”で終わる場合にTRUEを返します。
条件付き書式や入力規則、IF関数、IFS関数での使用
この論理式は、条件付き書式や入力規則の設定、さらにはIF関数やIFS関数での条件指定にも利用できます。
IF関数、IFS関数での使用例
IF関数・IFS関数を使用する際にこの論理式を利用すると、セルの値が特定の文字列で終わる場合に特定の処理を行うといった条件分岐を設定することができます。
条件付き書式での使用例
条件付き書式の「新しいルール」を選択し、「数式を使用して書式設定するセルを決定する」を選び、上述の論理式を入力します。その後、適用したい書式(例えば、背景色を赤にする)を設定します。これにより、セルの値が特定の文字列で終わるセルが自動的にハイライトされます。
入力規則での使用例
データの入力規則の「ユーザー設定」を選択し、上述の論理式を入力します。この設定を行うことで、セルの値が特定の文字列で終わらない場合、Excelはエラーメッセージを表示します。
このように、Excelの関数を活用して、セルの値が特定の文字列で終わるかどうかを判定するなど、データ分析における様々なシナリオを柔軟に対応することが可能になります。
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