Excelでセルが空でないことを判定する
NOT関数とISBLANK関数を用いて、セルが空でないことの判定方法を解説します。
作成した論理式はIF関数・IFS関数や条件付き書式や入力規則に使用することができます。
ISBLANK関数とは
ISBLANK関数は、指定したセルが空(何も入力されていない)かどうかを判定する関数です。ISBLANK関数の基本的な形式は以下の通りです。
=ISBLANK(セル)
NOT関数とは
NOT関数は、指定した論理値を反転させる関数です。つまり、真(TRUE)を偽(FALSE)に、偽(FALSE)を真(TRUE)に変換します。NOT関数の基本的な形式は以下の通りです。
=NOT(論理値)
セルが空でないことを判定する論理式
ISBLANK関数とNOT関数を組み合わせることで、セルが空でないことを判定することができます。以下にその論理式を示します。
=NOT(ISBLANK(A2))
この論理式は、セルA2が空でない場合にTRUEを返します。
条件付き書式や入力規則、IF関数、IFS関数での使用
この論理式は、条件付き書式や入力規則の設定、さらにはIF関数やIFS関数での条件指定にも利用できます。
IF関数、IFS関数での使用例
IF関数やIFS関数を使用する際にこの論理式を利用すると、セルが空でない場合に特定の処理を行うといった条件分岐を設定することができます。
条件付き書式での使用例
条件付き書式の「新しいルール」を選択し、「数式を使用して書式設定するセルを決定する」を選び、上述の論理式を入力します。その後、適用したい書式(例えば、背景色を赤にする)を設定します。これにより、セルが空でないセルが自動的にハイライトされます。
入力規則での使用例
データの入力規則の「ユーザー設定」を選択し、上述の論理式を入力します。この設定を行うことで、セルが空である場合、Excelはエラーメッセージを表示します。
このように、Excelの論理関数を活用することで、セルが空でないことを判定するなど、データ分析における様々なシナリオを柔軟に対応することが可能になります。
コメント