Excelで角度を計算する:ATAN2関数とDEGREES関数の使用方法
Excelでは、逆三角関数を利用して角度を計算することができます。今回は、長方形の底辺と対角線との角度を計算するためのATAN2関数とDEGREES関数について解説します。
また直角三角形やXY座標の角度計算も同様の処理が可能です。
角度の計算:ATAN2関数とDEGREES関数
長方形の底辺と対角線との角度を求めるには、以下のようにATAN2関数とDEGREES関数を使用します:
=DEGREES(ATAN2(縦の長さ, 横の長さ))
この計算式は、底辺と対角線との間の角度を度数法で求めます。ATAN2関数は2つの数値を引数に取り、その比(第一引数÷第二引数)から角度を計算します。これにより、X軸(長方形の底辺)と対角線との間の角度がラジアン単位で得られます。次に、DEGREES関数を使ってラジアン単位の角度を度数法で表現します。
実践的な例
具体的な例を考えてみましょう。長方形の縦の長さが10、横の長さが5であるとします。この時、底辺と対角線との角度は次のように計算できます:
=DEGREES(ATAN2(10, 5))
この式を計算すると、約26.57度が得られます。つまり、長方形の底辺と対角線との間の角度は約26.57度であるとわかります。
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