三角関数に関する主な関数のリスト

以下は、Excelにおける主な三角関数に関する関数の一覧です。これらの関数は、角度をラジアンで指定します。度数単位で指定する場合は、RADIANS関数を使用して度からラジアンに変換します。

  1. SIN: 正弦(sine)を計算します。
    • 例: =SIN(RADIANS(角度))
  2. COS: 余弦(cosine)を計算します。
    • 例: =COS(RADIANS(角度))
  3. TAN: 正接(tangent)を計算します。
    • 例: =TAN(RADIANS(角度))
  4. ASIN: 逆正弦(arcsine)を計算します。引数は-1から1の範囲内でなければなりません。
    • 例: =ASIN(数値)
  5. ACOS: 逆余弦(arccosine)を計算します。引数は-1から1の範囲内でなければなりません。
    • 例: =ACOS(数値)
  6. ATAN: 逆正接(arctangent)を計算します。
    • 例: =ATAN(数値)
  7. SINH: 双曲線正弦(hyperbolic sine)を計算します。
    • 例: =SINH(数値)
  8. COSH: 双曲線余弦(hyperbolic cosine)を計算します。
    • 例: =COSH(数値)
  9. TANH: 双曲線正接(hyperbolic tangent)を計算します。
    • 例: =TANH(数値)
  10. ASINH: 逆双曲線正弦(inverse hyperbolic sine)を計算します。
  • 例: =ASINH(数値)
  1. ACOSH: 逆双曲線余弦(inverse hyperbolic cosine)を計算します。引数は1以上でなければなりません。
  • 例: =ACOSH(数値)
  1. ATANH: 逆双曲線正接(inverse hyperbolic tangent)を計算します。引数は-1から1の範囲内でなければなりません。
  • 例: =ATANH(数値)

新しいバージョンのExcelでは、以下の関数も利用できます。古いバージョンでは使用できないので注意してください。

  1. COT: 余接(cotangent)を計算します。
  • 例: =COT(RADIANS(角度))
  1. ACOT: 逆余接(arccotangent)を計算します。
  • 例: =ACOT(数値)
  1. COTH: 双曲線余接(hyperbolic cotangent)を計算します。
  • 例: =COTH(数値)
  1. SEC: 正割(secant)を計算します。
  • 例: =SEC(RADIANS(角度))
  1. CSC: 余割(cosecant)を計算します。
  • 例: =CSC(RADIANS(角度))

三角関数については、多くの場合、角度をラジアンで指定する必要があります。ラジアンに変換するためには、RADIANS関数を使用します。例えば、30度の正弦は、SIN(RADIANS(30))となります。

また、逆三角関数(ASIN, ACOS, ATAN, ACOTなど)は、三角関数を逆にしたもので、これらの関数は、結果をラジアンで返します。ラジアンから度への変換を行いたい場合は、DEGREES関数を使用します。例えば、0.5の逆正弦を度で求めるには、DEGREES(ASIN(0.5))となります。

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