以下は、Excelにおける主な三角関数に関する関数の一覧です。これらの関数は、角度をラジアンで指定します。度数単位で指定する場合は、RADIANS関数を使用して度からラジアンに変換します。
- SIN: 正弦(sine)を計算します。
- 例:
=SIN(RADIANS(角度))
- 例:
- COS: 余弦(cosine)を計算します。
- 例:
=COS(RADIANS(角度))
- 例:
- TAN: 正接(tangent)を計算します。
- 例:
=TAN(RADIANS(角度))
- 例:
- ASIN: 逆正弦(arcsine)を計算します。引数は-1から1の範囲内でなければなりません。
- 例:
=ASIN(数値)
- 例:
- ACOS: 逆余弦(arccosine)を計算します。引数は-1から1の範囲内でなければなりません。
- 例:
=ACOS(数値)
- 例:
- ATAN: 逆正接(arctangent)を計算します。
- 例:
=ATAN(数値)
- 例:
- SINH: 双曲線正弦(hyperbolic sine)を計算します。
- 例:
=SINH(数値)
- 例:
- COSH: 双曲線余弦(hyperbolic cosine)を計算します。
- 例:
=COSH(数値)
- 例:
- TANH: 双曲線正接(hyperbolic tangent)を計算します。
- 例:
=TANH(数値)
- 例:
- ASINH: 逆双曲線正弦(inverse hyperbolic sine)を計算します。
- 例:
=ASINH(数値)
- ACOSH: 逆双曲線余弦(inverse hyperbolic cosine)を計算します。引数は1以上でなければなりません。
- 例:
=ACOSH(数値)
- ATANH: 逆双曲線正接(inverse hyperbolic tangent)を計算します。引数は-1から1の範囲内でなければなりません。
- 例:
=ATANH(数値)
新しいバージョンのExcelでは、以下の関数も利用できます。古いバージョンでは使用できないので注意してください。
- COT: 余接(cotangent)を計算します。
- 例:
=COT(RADIANS(角度))
- ACOT: 逆余接(arccotangent)を計算します。
- 例:
=ACOT(数値)
- COTH: 双曲線余接(hyperbolic cotangent)を計算します。
- 例:
=COTH(数値)
- SEC: 正割(secant)を計算します。
- 例:
=SEC(RADIANS(角度))
- CSC: 余割(cosecant)を計算します。
- 例:
=CSC(RADIANS(角度))
三角関数については、多くの場合、角度をラジアンで指定する必要があります。ラジアンに変換するためには、RADIANS関数を使用します。例えば、30度の正弦は、SIN(RADIANS(30))
となります。
また、逆三角関数(ASIN, ACOS, ATAN, ACOTなど)は、三角関数を逆にしたもので、これらの関数は、結果をラジアンで返します。ラジアンから度への変換を行いたい場合は、DEGREES関数を使用します。例えば、0.5の逆正弦を度で求めるには、DEGREES(ASIN(0.5))
となります。
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