Excelでは、一般的な会計慣習に基づき、負の数値を括弧で表示します。このため、括弧で囲まれた数値を入力すると、Excelはそれを負の数値と解釈します。
したがって「(8)」の入力では「-8」になってしまいます。
カッコつきの数値をそのままの形で表示したい場合は、そのセルを文字列形式に変更することで実現できます。文字列形式に設定されたセルでは、入力された内容がそのまま表示されます。
以下に手順を示します。
- 数値を入力したいセルを選択します。
- [ホーム] タブの [数値] グループにある [数値の書式設定] ドロップダウンメニューを開きます。
- メニューから [文字列] を選択します。
- セルに括弧付きの数値を入力します。たとえば、”(8)” と入力します。
この操作により、”(8)” は負の数値としてではなく、そのままの文字列として扱われます。なお、文字列形式のセルでは計算が行えないため、この方法は数値を表示するだけの場合に適しています。
また、Excelのバージョンによっては、セルを右クリックして [セルの書式設定] を選択し、カテゴリのリストから [文字列] を選択することも可能です。
他の操作としては「'(8)」のようにシングルクォーテーション(‘)で開始しても「(8)」のままで表示されます。
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