Excelでセル内の特定の文字列(N番目)の位置を見つける方法
Excelでは、セル内にある特定の文字列の出現位置を調べることができます。特に、N番目の特定の文字列の位置を見つける方法は、データの解析や整理において非常に便利です。ここではその方法について詳しく説明します。
特定の文字列(N番目)の位置を見つける数式
Excelでは`FIND`関数と`SUBSTITUTE`関数を組み合わせることで、テキスト内のN番目の特定の文字の位置を調べることができます。
例として、セルA1の内容が「あああ,いい,ううううう,ええええ,おお,かかかかか」だとして、N個目の「,」の位置を調べる場合の数式は以下の通りです:
=FIND(CHAR(1),SUBSTITUTE(A1,",",CHAR(1),N))
数式の詳細な解説
上記の数式の動作は次の通りです:
- `SUBSTITUTE(A1,”,”,CHAR(1),N)`で、セルA1のテキスト内のN番目の「,」を一時的な特別な文字`CHAR(1)`に置換します。ここで`CHAR(1)`は一時的に使用する特別な文字(この場合は制御文字の”start of heading”)を表し、`N`は調べたい「,」の出現順序(1つ目、2つ目など)を表します。
- `FIND(CHAR(1), …)`で、置換後のテキスト内で`CHAR(1)`の位置を見つけます。これがN番目の「,」の位置となります。
注意点
この方法であれば、テキスト内の任意の位置の特定の文字の位置を見つけることができます。ただし、指定したNの数が実際の「,」の出現回数を超える場合はエラーを返すので注意が必要です。
以上、Excelでセル内の特定の文字列(N番目)の位置を見つける方法について解説しました。このテクニックを使うことで、テキストデータの分析がより容易になるでしょう。
コメント