「条件に基づいて異なる値を返す」Excel関数をリストアップ!

Excelでは条件に基づいて異なる値を返すための関数がいくつかあります。以下にそのいくつかをリストアップします。

条件に基づいて異なる値を返す関数のリスト

  1. IF関数: =IF(条件式, 真の場合の値, 偽の場合の値) という形で使用します。条件式が真の場合、指定した「真の場合の値」を返し、偽の場合は「偽の場合の値」を返します。
  2. IFS関数: Excel 2016以降で利用可能です。複数の条件を指定でき、最初の真の条件に対応する値を返します。=IFS(条件式1, 真の場合の値1, 条件式2, 真の場合の値2, ...)という形で使用します。
  3. SWITCH関数: Excel 2016以降で利用可能です。評価式と一連の値/結果のペアを指定し、評価式の結果に基づいて対応する結果を返します。=SWITCH(評価式, 値1, 結果1, 値2, 結果2, ..., [既定値])という形で使用します。
  4. CHOOSE関数: インデックス番号に基づいてリストから値を選択し返します。=CHOOSE(インデックス番号, 値1, [値2], ...)という形で使用します。
  5. LOOKUP関数: 指定した値が配列内で見つかった場合、同じ位置にある別の配列の値を返します。=LOOKUP(検査値, 検査範囲, [対応範囲])という形で使用します。
  6. VLOOKUP関数HLOOKUP関数: これらの関数は、指定した値に基づいてテーブルまたは範囲から関連するデータを検索・取得します。=VLOOKUP(検索値, テーブル範囲, 取得する列の番号, 近似一致かどうか)という形で使用します。HLOOKUPは同様ですが、行方向に検索します。
  7. XLOOKUP関数: Excel 2019以降で利用可能です。LOOKUP関数やVLOOKUP関数と同様の機能を持ちつつ、より直感的で強力な検索・取得機能を提供します。=XLOOKUP(検索値, 検索配列, 結果配列, [エラー値], [検索の種類], [検索方向])

エラー値に基づいて異なる値を返す関数のリスト

  1. IFERROR関数: この関数は=IFERROR(値, エラーの場合の値)のように使用します。最初の引数がエラーを返す場合、指定したエラーの場合の値を返します。エラーがなければ、最初の引数の値をそのまま返します。
  2. IFNA関数: =IFNA(値, NAの場合の値)の形式で使用します。最初の引数が#N/Aエラーを返す場合に限り、指定したNAの場合の値を返します。#N/Aエラーがなければ、最初の引数の値をそのまま返します。
  3. ERROR.TYPE関数: =ERROR.TYPE(エラー値)の形式で使用します。引数がエラーを返す場合、そのエラーの種類に対応する数値を返します。引数がエラーを返さない場合、#N/Aエラーを返します。
  4. ISERROR関数, ISERR関数, ISNA関数, ISNONTEXT関数, ISNUMBER関数, ISREF関数, ISTEXT関数など: これらの関数は=ISERROR(値)のように使用し、特定の条件が真の場合はTRUEを、そうでない場合はFALSEを返します。それぞれの関数名が示す通り、対応する種類の値に対して真偽値を返します。例えば、ISERRORは引数がエラー値の場合にTRUEを返し、ISNUMBERは引数が数値の場合にTRUEを返します。

コメント