SEARCH関数の概要と基本的な構文
ExcelのSEARCH関数は、ある文字列が別の文字列の中でどの位置にあるかを検索するための関数です。この関数は、次の構文を持っています。
=SEARCH(検索文字列, 対象, 開始位置)
第1引数「検索文字列」は、対象の文字列の中で検索する文字列を指定します。
第2引数「対象」は、検索対象となる文字列を指定します。
第3引数「開始位置」は、検索を開始する位置を指定します。この引数は省略可能で、省略した場合は1から検索が始まります。
SEARCH関数を使った文字列検索の例
例 | 検索文字列 | 対象 | 開始位置 | 結果 |
---|---|---|---|---|
例1 | “エクセル” | “エクセルでデータ分析を行う” | 1 | 1 |
例2 | “データ” | “エクセルでデータ分析を行う” | 1 | 6 |
例3 | “データ” | “エクセルでデータ分析を行う” | 7 | 6 |
例4 | “分析” | “エクセルでデータ分析を行う” | 1 | 9 |
SEARCH関数の使用時の注意点
SEARCH関数を使用する際には、いくつかの注意点があります。
SEARCH関数は大文字と小文字を区別しません。したがって、「excel」と「Excel」は同じものとして検索されます。
もし検索文字列が対象の文字列に存在しない場合、エラーが返されます。エラーを回避するには、IFERROR関数を使用して、エラーが発生した場合の結果を指定しておくと良いでしょう。
例: =IFERROR(SEARCH("検索文字列", "対象", 開始位置), "エラー時の結果")
これらの注意点を理解しておくことで、SEARCH関数を効果的に活用することができます。
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