Excel UNIQUE関数の基本的な使い方: 重複データを簡単に削除しよう

Excel UNIQUE関数の基本的な使い方: 重複データを簡単に削除しよう

ExcelのUNIQUE関数は、リスト内の重複データを削除し、ユニークなデータのみを抽出する便利な機能です。この記事では、UNIQUE関数の基本的な使い方や注意点について説明します。

UNIQUE関数の概要と基本的な構文

UNIQUE関数は、配列内の重複する値を削除し、ユニークな値のみを返す関数です。基本的な構文は以下のようになります。

=UNIQUE(配列, [列の比較], [回数指定])

引数の説明:

  • 配列: 重複データを削除したい範囲を指定します。
  • 列の比較 (オプション): 真 (TRUE) または偽 (FALSE) を指定して、列単位で比較するかどうかを決めます。デフォルトは偽 (FALSE) で、行単位で比較されます。
  • 回数指定 (オプション): 数値を指定して、出現回数が指定回数を超えたデータを抽出できます。デフォルトは 1 です。

UNIQUE関数を使った重複データ削除の例

以下は、UNIQUE関数を使用して重複データを削除する例です。

A列
りんご
バナナ
りんご
みかん
バナナ

上記の表で重複データを削除するには、次の式を使用します。

=UNIQUE(A1:A5)

結果は以下のようになります。

B列
りんご
バナナ
みかん

UNIQUE関数の使用時の注意点

UNIQUE関数を使用する際には、以下の点に注意してください。

  1. UNIQUE関数は、動的配列関数の一つです。そのため、結果が複数のセルに自動的に展開されます。関数を入力するセルの周りに十分な空きスペースがあることを確認してください。
  2. UNIQUE関数は、デフォルトでは大文字と小文字を区別します。大文字と小文字を区別せずに重複データを削除する場合は、UPPER関数やLOWER関数を組み合わせて使用してください。
  3. 列の比較オプションを使用する場合、範囲内の全ての列に対してユニーク性が判定されます。特定の列のみで比較したい場合は、範囲をその列に限定してください。

これで、ExcelのUNIQUE関数の基本的な使い方と注意点について理解できました。この関数を活用することで、効率的に重複データを削除し、データ分析の精度を高めることができます。

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