ExcelのLEFT, RIGHT, MID, LEN, CONCATENATE, TEXTJOIN関数を組み合わせた使用例
Excelで文字列を操作する際、複数の関数を組み合わせることで、より高度な操作が可能になります。本記事では、LEFT, RIGHT, MID, LEN, CONCATENATE, TEXTJOIN関数を組み合わせた使用例をご紹介します。
1. 電話番号の整形: LEFT, CONCATENATE関数
例えば、次のような電話番号のリストがある場合、市外局番を括弧で囲んで整形したいと思うことがあります。
0x0-1234-5678 0x0-9876-5432
この場合、LEFT関数とCONCATENATE関数を組み合わせて、次のように整形できます。
=CONCATENATE("(", LEFT(A1, 3), ")", MID(A1, 5, 4), "-", RIGHT(A1, 4))
結果は以下のようになります。
(0x0)1234-5678 (0x0)9876-5432
2. 住所の結合: CONCATENATE, TEXTJOIN関数
住所情報が以下のように分割されている場合、1つのセルに結合することがあります。
A1: 東京都 B1: 渋谷区 C1: 代々木1-1-1
CONCATENATE関数とTEXTJOIN関数を組み合わせることで、次のように住所を結合できます。
=TEXTJOIN(" ", TRUE, A1, B1, C1)
結果は以下のようになります。
東京都 渋谷区 代々木1-1-1
3. 名前の編集: LEFT, MID, CONCATENATE関数
名前が以下のような形式で与えられている場合、名字と名前を反転させてカンマで区切りたいことがあります。
A1: 田中 太郎
この場合、LEFT, MID, CONCATENATE関数を組み合わせて、次のように名前を編集できます。
=CONCATENATE(MID(A1, FIND(" ", A1) + 1, LEN(A1)), ", ", LEFT(A1, FIND(" ", A1) - 1))
結果は以下のようになります。
太郎, 田中
4. フルネームからイニシャルを抽出: LEFT, MID, CONCATENATE関数
フルネームが以下のように与えられている場合、イニシャルを抽出したいことがあります。
A1: John Smith
この場合、LEFT, MID, CONCATENATE関数を組み合わせて、次のようにイニシャルを抽出できます。
=CONCATENATE(UPPER(LEFT(A1, 1)), ".", UPPER(MID(A1, FIND(" ", A1) + 1, 1)), ".")
結果は以下のようになります。
J.S.
5. 文字列内の特定文字の個数をカウント: LEN, SUBSTITUTE関数
文字列内に特定の文字がいくつ含まれているかをカウントしたい場合があります。例えば、以下のような文章がある場合、「a」の個数をカウントしたいと思うことがあります。
A1: The quick brown fox jumps over the lazy dog.
この場合、LEN関数とSUBSTITUTE関数を組み合わせて、次のように「a」の個数をカウントできます。
=LEN(A1) - LEN(SUBSTITUTE(A1, "a", ""))
結果は以下のようになります。
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まとめ
これらの応用例を参考に、Excelの文字列操作関数を組み合わせて、さまざまなシーンで活用してみてください。
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