Excelでブックのシート名を取得する計算式の設置方法(最新・Excel365用)

最新のExcelバージョンでシート名を取得するための簡潔な計算式

Excelで作業をしていると、現在のシート名を取得したい場合があります。最新のExcelバージョンでは、TEXTAFTER関数CELL関数を組み合わせることで、簡単にシート名を取得することができます。今回は、その最適な計算式について解説します。

シート名を取得する簡潔な計算式

コピペ用計算式

シート名を取得するための計算式は以下の通りです。

=TEXTAFTER(CELL("filename", A1), "]")

この計算式を使用すると、現在のシート名がセルに表示されます。具体的な手順や計算式の構造について詳しく見ていきましょう。

注意点

  • この計算式を使用するためには、ファイルが保存されている必要があります。新規作成で保存されていないブックでは機能しません。
  • Excelの最新バージョンでのみ動作します。古いバージョンでは、TEXTAFTER関数がサポートされていない場合があります。その場合は別の方法を使用する必要があります。従来のバージョンを利用している場合は以下の記事の式を利用してください。
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計算式の構造

この計算式は、以下の2つの関数を組み合わせて構成されています。

  • CELL("filename", A1): 現在のファイルパス、ブック名、およびシート名を含む文字列を取得します。第二引数へはA1のようなシート内の適当なセルを登録します。省略するとアクティブなセルのシート名が取得されます。

  • TEXTAFTER(CELL("filename", A1), "]"): CELL関数で取得した文字列から、閉じ括弧 "]" の後に続く部分(つまりシート名)を抽出します。

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