Excelで文字の結合に使用できる関数・計算式

Excelで文字の結合に使用できる関数

Excel 365では、文字列を結合するためのさまざまな関数が用意されています。これらの関数を使用することで、データの処理やレポート作成がより効率的になります。本記事では、Excel 365で使用できる文字列結合の関数・式について紹介します(2024年5月現在)。

 &(アンパサンド)演算子

&アンパサンド)演算子は、文字列を結合する最も簡単な方法です。この方法では、セルの値や文字列を連結します。

=A1 & " " & B1

例:セルA1にHello、セルB1にWorldが入力されている場合、=A1 & " " & B1の結果はHello Worldとなります。

TEXTJOIN関数

TEXTJOIN関数は、指定した区切り文字を使用して複数の文字列を結合するための強力な関数です。この関数は、空のセルを無視することができるため、非常に便利です。

=TEXTJOIN(",",TRUE,A1:E1)

例:セルA1にApple、セルB1とD1が空白、セルC1にBanana、セルE1にMelonが入力されている場合、=TEXTJOIN(", ", TRUE,A1:E1)の結果はApple,Banana,Melonとなります。

CONCAT関数

CONCAT関数は、CONCATENATE関数の新しいバージョンであり、Excel 365およびExcel 2016以降で利用可能です。この関数は、複数の文字列を結合するために使用されます。引数には単一のセルだけではなく「範囲」が指定できます。

=CONCAT(A1:C1)

例:セルA1にGood、セルB1にMorning、セルC1にHahakoが入力されている場合、=CONCAT(A1:C1)の結果はGoodMorningHanakoとなります。

REPT関数と文字列の繰り返し

REPT関数は、指定した文字列を繰り返して結合するために使用されます。この関数は、特定の文字列を複数回繰り返して表示する場合に便利です。

=REPT(A1, 3)

例:セルA1にHelloが入力されている場合、=REPT(A1, 3)の結果はHelloHelloHelloとなります。

CONCATENATE関数

CONCATENATE関数は、複数の文字列を結合するために使用されます。この関数はExcelの旧バージョンで使用されていましたが、現在ではCONCAT関数が推奨されています。CONCATENATE関数では、文字列を1つずつ指定する必要があります。

=CONCATENATE(A1,B1,C1)

例:セルA1にHello、セルB1にWorld、セルC1に!!!が入力されている場合、=CONCATENATE(A1, B1)の結果はHelloWorld!!!となります。=CONCATENATE(A1:C1)では結合されません。

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