右からX文字目よりY文字分を取り出すExcel計算式

Excel: 「右からX文字目よりY文字分を取り出す」方法を詳解

Excelの文字列操作の関数を用いると、多様な文字列操作が可能になります。特に、文字列の右端から任意の位置と長さを指定して部分文字列を抽出する技術は、業務データの処理や分析において非常に役立ちます。

MID関数とは

MID関数はExcelで文字列の中央部分を抽出するための関数です。この関数には、文字列、開始位置、取り出す文字数の3つの引数が必要です。指定した開始位置から、指定した文字数分の文字列を取り出すことができます。

LEN関数の役割

LEN関数は、与えられた文字列の長さ(文字数)を返すExcelの関数です。この関数は、MID関数を使って文字列の右側から文字を取り出す際に、正確な開始位置を計算するために必要となります。

実際の計算式

右からX文字目からY文字分を取り出すには、MID関数とLEN関数を組み合わせることで実現できます。対象のセルがA2である場合、具体的な計算式は以下の通りです。

=MID(A2, LEN(A2) - X + 1, Y)

この計算式において、LEN(A2) - X + 1 は取り出したい文字列の開始位置を計算します。例えば、セルA2に「神奈川県厚木市東町」と入力されており、Xが5、Yが3の場合は、下記の計算式になります。

=MID(A2, LEN(A2) - 5 + 1, 3)

この式を適用すると「厚木市」という文字列が抽出されます。

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