セルの値が特定のパターンに合致しているかを判定する論理式:入力規則や条件付き書式へ!

Excelでセルの値が特定のパターンに合致していることを判定する

Microsoft Excelでは、セルの値が特定のパターンに合致しているかを判定するための関数が提供されています。具体的には、MID関数とISNUMBER関数を組み合わせて、文字列が特定のパターン(この場合はXXXX-XXXX-XXXX)に合致しているかを判定する論理式を作成します。

作成した論理式はIF関数IFS関数条件付き書式入力規則に使用することができます。

MID関数とISNUMBER関数とは

MID関数は、指定した文字列から特定の位置から指定した長さの文字列を抽出します。ISNUMBER関数は、指定した値が数値かどうかを判定します。数値である場合、TRUEを返し、そうでない場合はFALSEを返します。

=MID(文字列, 開始位置, 長さ)
=ISNUMBER(値)

セルの値が特定のパターンに合致していることを判定する論理式

MID関数とISNUMBER関数を用いて、セルの値が特定のパターンに合致していることを判定する論理式を以下に示します。

=ISNUMBER(MID(A2, 5, 1)="-")*ISNUMBER(MID(A2, 10, 1)="-")

この論理式は、セルA2の値が5文字目と10文字目に”-“が含まれている場合にTRUEを返します。

条件付き書式や入力規則、IF関数、IFS関数での使用

この論理式は、条件付き書式や入力規則の設定、さらにはIF関数やIFS関数での条件指定にも利用できます。

IF関数、IFS関数での使用例

IF関数IFS関数を使用する際にこの論理式を利用すると、セルの値が特定のパターンに合致している場合に特定の処理を行うといった条件分岐を設定することができます。

条件付き書式での使用例

条件付き書式の「新しいルール」を選択し、「数式を使用して書式設定するセルを決定する」を選び、上述の論理式を入力します。その後、適用したい書式(例えば、背景色を赤にする)を設定します。これにより、セルの値が特定のパターンに合致しているセルが自動的にハイライトされます。

入力規則での使用例

データの入力規則の「ユーザー設定」を選択し、上述の論理式を入力します。この設定を行うことで、セルの値が特定のパターンに合致していない場合、Excelはエラーメッセージを表示します。

このように、Excelの関数を活用して、セルの値が特定のパターンに合致しているかどうかを判定するなど、データ分析における様々なシナリオを柔軟に対応することが可能になります。

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