Excel VBAで数値の約数を一覧表示する方法
Excelでは、VBA(Visual Basic for Applications)を使用してユーザー定義関数を作成することができます。この記事では、指定した数値の約数をカンマ区切りで一覧表示するカスタム関数「GetDivisors」の作成方法と使用方法について詳しく説明します。
関数のコード
Function GetDivisors(num As Long) As String
Dim i As Long
For i = 1 To num
If num Mod i = 0 Then
GetDivisors = GetDivisors & i & ","
End If
Next i
GetDivisors = Left(GetDivisors, Len(GetDivisors) - 1)
End Function
関数の説明
この関数では、引数として取得したい数値(num)を指定し、その数値の約数を一覧表示します。結果は、約数がカンマで区切られた文字列として返されます。
関数の導入方法
この関数をExcelに導入するには、まずVBAエディタを開きます。エディタは、Excelの画面でAlt + F11キーを押すと開きます。VBAエディタの画面で「挿入」メニューから「標準モジュール」を選択し、新しいモジュールを作成します。新しいモジュールが作成されたら、上記のコードをそのモジュールに貼り付けて保存します。これにより、関数「GetDivisors」がExcelに導入されます。
分類は「ユーザー定義」です。
関数の使用方法
関数を導入した後は、Excelのセルの数式として`=GetDivisors(A1)`(A1は約数を求めたい数値が入力されたセル)を入力すると、指定した数値の約数がカンマで区切られた形で表示されます。
「関数の挿入」から「ユーザー定義」グループ内にも登録されているので、そちらからも利用可能です。
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