列データを逆順に展開する:INDEXとCOLUMNS・COLUMN関数を使った便利な方法

はじめに

Excelは高度なデータ分析ツールであり、並び替えや逆順表示など多くの便利な機能を提供しています。今回は、Excelの「INDEX」、「COLUMNS」、「COLUMN」関数を使って、列方向に展開しているデータを別の場所に逆順で展開する方法をご紹介します。

INDEX関数・COLUMNS関数・COLUMN関数とは?

「INDEX」関数は、指定した行と列の交差点にある値を返します。「COLUMNS」関数は、特定の範囲内の列数を数える関数です。「COLUMN」関数は指定したセルの列番号を返します。これらの関数を組み合わせることで、列データを逆順に展開することが可能となります。

列データを逆順に展開する方法

ここでは、元のデータがB3:F3セルに存在し、このデータをB4:B8セルに逆順で展開する例を見ていきましょう。

ステップ1: INDEX関数とCOLUMNS関数の組み合わせ

まず、B4セルに以下の数式を入力します。

=INDEX($B$3:$F$3,1, COLUMNS($B$3:$F$3)-(COLUMN(B3)-COLUMN($B$3)))

この数式の各部分の説明は次の通りです:

  • INDEX($B$3:$F$3, 1, ... ):この部分はB3:F3の範囲から特定の列の値を返します。第二引数の「1」は行番号を示し、1行目を指定しています。第三引数には以下の説明にある通り、何番目のデータを表示させるか、を設定しています。
  • COLUMNS($B$3:$F$3):この部分は範囲B3:F3内の列数を返します。今回の例では、列数は5となります。【甲】
  • (COLUMN(B3)-COLUMN($B$3)):この部分は現在の列番号から最初の列番号を引いた値を返します。初回(B4セル)では、結果は1となります。【乙】
  • 「【甲】-【乙】」で「右から○番目」の意味になります。

ステップ2: 数式のコピー

数式を入力したら、そのセル(B4)から逆順にデータを展開したい範囲まで(B4:B8)を選択し、Ctrl+D(MacではCommand+D)を押して数式を下にコピーします。

以上の手順により、B3:F3セルのデータがB4:B8セルに逆順で展開されます。

まとめ

Excelの「INDEX」関数と「COLUMNS」、「COLUMN」関数を使うと、列方向に展開しているデータを別の場所に逆順で展開することができます。このテクニックは、特定の条件に基づいてデータの順序を反転させる際に大変役立ちます。特定の条件に基づいてデータを反転させる際には、ぜひ試してみてください。

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