Windows10,Office 2016,Word 2016の既定設定では、
見出しのフォント:游ゴシック Light
本文のフォント:游明朝
となっています。
しかし1ページで使用する「行数」,行の高さである「行送り」を変更する可能性があるならば「游明朝,游ゴシック,メイリオ」の使用は推奨できません。
Wordでは従来通り「MS ゴシック,MS 明朝」か、従来から存在していたフォントを利用するべきでしょう(TrueTypeフォント、もしくはTrueTypeベースのOpenTypeフォント)。
フォントサイズ10.5pt,行送り18pt(A4ならば36行の高さ)の場合は特に問題はありません。
下図のようにグリッド線にぴったりそろいます。
ところがです。
行送りを「18pt→16.4pt」と低くしてみました(A4ならば40行の高さ)。
しかしながら低くはならず、逆に高くなってしまいました。
どうやら標準より低い行送りを採用しようとすると、2行分の高さになってしまうようです。
下図のように、「MS 明朝」 など従来のフォントを採用すればこのようなことは起こりません(実はたまに発生する)。
どうやら比較的新しい時期にデザインされたOpenTypeフォントは、やや高めにデザインされているようです。
その結果Wordではこのような現象が発生してしまいます。
Wordを使う際は古くからあるフォントを採用したほうが無難でしょう。
コメント
Windows10もOffice2016もヨクナイ事ばかり。泣けてくる。
設定しているフォントをなぜ変えるのですか? 断りもなしに。
Word2016では図版処理が全く為っていない。Word2013で作成していた図版が、メモリ不足で全て使えなくなった。物理メモリを増設したり、ディスクの最適化をしても状況は変わらない。
対象ドキュメントはある分野のテキストで、B5判1500ページになる。
マイクロソフトのオバカサンを恨む時間は無いので、早朝から深夜までのアップデートを3週間続けている。
MicroSoftを損害賠償の裁判に持ち込む方法は無いものですかね。もっとも途中経過を完全に記録しておくことは不可能だから、暴君に勝つのは無理でしょうが・・・。
庶民はいつの時代でも「泣く」しかないのでしょうね。
どうやらフォントが高いわけではなく、旧来の日本語フォントには無かったウムラウト記号やチルダ記号が描画される領域が、新しいフォントには存在する為にこういう現象が起こるようです。
今後発表されるフォントにはこういう問題が続くと思われるので、マイクロソフト社は早急に対応してもらいたいものです。
確認したところ、一太郎ではこの現象は発生しません。流石国産ワープロソフトだと感心致しました。
[段落][1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる]のチェックを解除するのが、とりあえずの応急処置ですかね。
[ページレイアウト/ページ設定][行送り]が反映されなくなることが、デメリットですが。