Excelで数値を四捨五入する際、ROUND関数とMROUND関数が役立ちます。この記事では、それぞれの関数の使い方と違いについて説明します。
ROUND関数
ROUND関数は、指定した小数点以下の桁数で数値を四捨五入します。
構文: =ROUND(数値, 桁数)
- 数値:四捨五入する数値。
- 桁数:四捨五入したい小数点以下の桁数。負の数を指定すると、整数部の桁で四捨五入できます。
例: =ROUND(3.4567, 2)
は3.46に四捨五入されます。
MROUND関数
MROUND関数は、指定した倍数に最も近い値に数値を四捨五入します。
構文: =MROUND(数値, 倍数)
- 数値:四捨五入する数値。
- 倍数:四捨五入したい最も近い倍数。
例: =MROUND(18, 5)
は20に四捨五入されます。
ROUND関数とMROUND関数の違い
ROUND関数は、小数点以下の指定した桁数で四捨五入を行いますが、MROUND関数は指定した倍数に最も近い値に四捨五入します。したがって、ROUND関数は小数点以下の精度を制御する場合に適しており、MROUND関数は特定の単位で丸めたい場合に適しています。
まとめ
Excelで四捨五入を行う場合、ROUND関数とMROUND関数を使用できます。ROUND関数は指定した小数点以下の桁数で四捨五入を行い、MROUND関数は指定した倍数に最も近い値に四捨五入します。用途に応じて、適切な関数を選択して使用しましょう。
この記事で、Excelの四捨五入関数であるROUND関数とMROUND関数の使い方と違いについて理解できたことでしょう。どちらの関数も日常的なデータ処理や数値計算で非常に便利です。関数の適切な使い方を身につけることで、効率的で正確な数値処理が可能になります。
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