はじめに
前回のシリーズでは、DATEDIF関数の基本的な使い方を学びました。今回のシリーズでは、DATEDIF関数の応用編について紹介します。営業日数の計算や、複雑な日付計算を行う方法、そして他の便利な日付関数を学ぶことで、日付計算のスキルをさらに向上させましょう。
NETWORKDAYS関数で営業日数を計算する
DATEDIF関数とNETWORKDAYS関数を組み合わせることで、営業日数を計算することができます。
ここでNETWORKDAYS関数の基本的な使い方を確認します。
例えば、2023年1月1日から2023年1月31日までの営業日数を計算するには、以下のように入力します。
=NETWORKDAYS("2023/1/1", "2023/1/31")
この式は、指定された期間内の営業日数(土日を除く)を計算し、結果として21日が得られます。
組み合わせて複雑な日付計算を行う
DATEDIF関数と他の関数組み合わせ、複数の条件を組み合わせた複雑な日付計算を行うことができます。例えば、ある期間内の平日の日数を計算する場合、以下のように入力します。
=NETWORKDAYS("2023/1/1", "2023/1/31") - DATEDIF("2023/1/1", "2023/1/31", "yd")
この式は、指定された期間内の営業日数(21日)から、土日を含む全日数(31日)を引くことで、平日の日数(10日)を計算します。
他の便利な日付関数
日付計算に関連する便利な関数をいくつか紹介します。
- EOMONTH関数:指定した日付から、指定した月数後の月末日を計算します。
例:=EOMONTH("2023/1/1", 1)
は、2023年1月1日から1ヶ月後の月末日を計算し、結果として2023年2月28日が得られます。 - WORKDAY関数:指定した日付から、指定した営業日数後の日付を計算します。
例:=WORKDAY("2023/1/1", 10)
は、2023年1月1日から10営業日後の日付を計算し、結果として2023年1月15日が得られます。
まとめ
このシリーズでは、DATEDIF関数の応用編について紹介しました。営業日数の計算や複雑な日付計算の方法、さらに他の便利な日付関数を学びました。これらの知識を活用して、日常業務やプロジェクト管理に役立てましょう。次回のシリーズでは、さらに応用的な日付計算や関数を紹介しますので、お楽しみに。
演習問題
- 2022年1月1日と2022年12月31日の間にある月数をDATEDIF関数を使って計算してください。
- 2023年1月1日から20営業日後の日付をWORKDAY関数を使って計算してください。
- 2022年11月30日から、3ヶ月後の月末の日付をEOMONTH関数を使って計算してください。
解答
=DATEDIF("2022/1/1", "2022/12/31", "m")
結果:11=WORKDAY("2023/1/1", 20)
結果:2023年1月29日=EOMONTH("2022/11/30", 3)
結果:2023年2月28日
解説
- 2022年1月1日と2022年12月31日の間にある月数を計算するために、DATEDIF関数を使い、単位を”m”として計算します。結果として11が得られます。
- 2023年1月1日から20営業日後の日付を計算するために、WORKDAY関数を使い、営業日数を20として計算します。結果として2023年1月29日が得られます。
- 2022年11月30日から3ヶ月後の月末の日付を計算するために、EOMONTH関数を使い、月数を3として計算します。結果として2023年2月28日が得られます。
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