Excel UNIQUE関数で複数列の重複データを抽出: より高度なデータ整理スキルを習得しよう
ExcelのUNIQUE関数は、複数列にまたがる重複データの抽出にも対応しています。この記事では、複数列の重複データを抽出する方法や処理例、応用例を紹介します。
複数列にまたがる重複データの抽出方法
UNIQUE関数を使用して、複数列にまたがる重複データを抽出するには、第2引数(列の比較)に「TRUE」を設定します。これにより、指定した範囲内の全ての列を比較し、重複データを抽出することができます。
=UNIQUE(配列, TRUE)
UNIQUE関数を用いた複数列の重複データ処理例
以下のサンプルデータを使って、UNIQUE関数で複数列の重複データを抽出する方法を見ていきましょう。
名前 | 年齢 | 性別 |
---|---|---|
田中 | 25 | 男性 |
鈴木 | 32 | 女性 |
佐藤 | 25 | 男性 |
田中 | 25 | 男性 |
上記のデータで、名前・年齢・性別が全て同じである重複データを抽出するには、次のような式を使用します。
=UNIQUE(A1:C5, TRUE)
この式を適用すると、次のような重複データが抽出されます。
名前 | 年齢 | 性別 |
---|---|---|
田中 | 25 | 男性 |
鈴木 | 32 | 女性 |
佐藤 | 25 | 男性 |
結果からわかるように、UNIQUE関数を使って複数列にまたがる重複データを効果的に抽出できました。
複数列データ処理の応用例
UNIQUE関数を用いた複数列データ処理の応用例として、特定の条件に一致するデータだけを抽出する方法を紹介します。
例えば、次のような製品リストから、カテゴリーと色が重複していないデータを抽出したいとしましょう。
製品ID | カテゴリー | 色 |
---|---|---|
1 | 家電 | 赤 |
2 | 家電 | 青 |
3 | 家具 | 赤 |
4 | 家電 | 赤 |
この場合、次のような式を使用します。
=UNIQUE(B2:C5, TRUE)
この式を適用すると、次のような結果が得られます。
カテゴリー | 色 |
---|---|
家電 | 赤 |
家電 | 青 |
家具 | 赤 |
上記のように、UNIQUE関数を使って特定の条件に一致する重複データを抽出することができます。これにより、データ分析や整理作業が効率化されるでしょう。
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