フォームにおける「既定のビュー」
Accessフォームにある[既定のビュー]プロパティの選択肢は以下の4つです。
- 単票フォーム
- 帳票フォーム
- データシート
- 分割フォーム
このうち重要なのは「単票フォーム/帳票フォーム」です。これらの違いを以下にまとめます。
なお以下のようなテーブル「T_納品データ」をフォーム化したケースを想定して説明を進めます。
単票フォーム
「作成」タブの「フォーム」ボタンを使えばテーブルやクエリを表示させる「単票フォーム」ができあがります。下図は「T_納品データ」を単票フォームにした状態です。
「単票フォーム」では「1画面に1レコードのみを表示」となります。「フォーム」ボタンを使って作成したフォームにおいては、ラベル/見出しは左側に作成され、値を表示するテキストボックスは右側に作成されます。
帳票フォーム1…単票フォームからの変更
フォームをデザインビューで開き、プロパティシートから【書式/既定のビュー】を「帳票フォーム」に変更してみます。※レポートにはこのプロパティはありません
「帳票フォーム」にすると、画面の許す限りのレコードが表示されます。
「帳票フォーム」では「1画面に複数のレコードを表示」となります。
帳票フォームにおける1件の高さは「詳細セクション」の高さとなります。
帳票フォーム2…複数のアイテム
フォームを「その他のフォーム/複数のアイテム」から作成すると、当初から「帳票フォーム」になっています。このボタンから作成したフォームにおいては、ラベル/見出しはフォームヘッダーに作成され、値を表示するテキストボックスは詳細セクションに作成されます。
「その他のフォーム/複数のアイテム」で作成した帳票フォームでは、1件の高さが1行分となっています。高さは「詳細セクション」でコントロール可能です。拡張することもできます。
その他の「既定のビュー」
「データシートビュー」はレコードソースのテーブル/クエリと同形式で表示されます。
「分割フォーム」ではウィンドウが上下に分割され、「データシートビュー/単票フォーム」の両方が同時表示されます。
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